あるところに二人組みの中年の男たちがいました。

彼らの名はジュリアスとピエール。

数年ほど前から放浪の旅を続けている者たちです。

 

彼らはもともと大きな盗賊団の一員だったのですが、ふとしたことで頭を失い

今ではただの放浪者。

しかし彼らは顔に似合わない隠れた才能を持っていた。

それは…

  

ジュリアス「シューティングスター4もだめだったか…。」

ピエール「こうなったら、次はシューティングスター5だ!」

ジュリアス「で、実際にはなにをやることにするんだ?」

ピエール「キャッチフレーズは『すべての人に笑う幸せを!』だ!」

ジュリアス「それはいい!相棒!さっそく笑いの修行だ!」

 

そして、大陸中をまわり笑いの道の修行に明け暮れた。

そんなとき、ドーグリの村を訪れたのだった。

 

ジュリアス「久しぶりだな、この村に来るのも…。」

ピエール「ああ、ここを乗っ取ったのがシューティングスターの全盛期だったな。」

ジュリアス「しっかし…、けっこう人が増えて活気付いてきたなぁ。」

ピエール「村長を中心として村おこしに力を入れてるらしい、だいたいこの麺はなんなんだ?

      言っちゃ悪いがあんまり美味そうなものじゃなさそうだぞ。」

ジュリアス「まぁ俺らにはもう関係の無い話だ…。さっそくゲリラライブをやって村人たちの反応を見よう」

ピエール「そうだな…。」

村人A「お、何をやるんだ?」

村人B「なんか面白そうね。」

ピエール「この旅芸人二人の面白い話をぜひ聞いていってください!」

ジュリアス「きっと心温まるお話だと思いますよ!」

 

………。

 

ドーグリ村長「おめえら、まさかあの旅芸人の一派か?」

ピエール「あの旅芸人?」

ドーグリ村長「んだ。たしかライゼル…、とか名乗る男が前に来たことがあるのだが、それはもう…。」

ジュリアス「何!俺たちの上がいたのか!!!」

ドーグリ村長「何でも、4年に一度やってるフィルガルトお笑い選手権の『でぃふぇんでぃんぐちゃんぴおん』

        だという話を聞いただ。今回も出るかでないかで悩んでおったようだが…。」

ピエール&ジュリアス「それだ!!!それに出るしかない!!!」

 

人だかりの遠巻きにて…。

シンディ「なに、今のが面白いの?私はよくわからないんだけど…」

サヴィアー「…、分からない方が幸せだと思いますよ…。」

 

---あとがき---

 

4年に一度のフィルガルトお笑い選手権。笑ってしまいましたよ!

まさか本当にナックがデビューしてしまうとは思いませんでしたよ。

なつかしのキャラクターも出て、これはどちらかというと伏線イベントというよりアフターストーリーって感じがしました。

シンディの反応は動じないか、冗談抜きで失神するかのどちらかのパターンを推測してましたが…。

さてはヒヤウニガードを使いましたね、シンディさん!(と、サヴィアーが言ってそうです…)

ライゼル師匠もいいですがやっぱりシューティングスターは凄いと思いますよ、特に彼らの根性が!

しかし…、エンディングでウエスカのバーテンが「10年前にルナンが来た」と言う話をしていたのに

まだシューティングスター21とは…、彼らはしばらく成功してたんですかねぇ…。それが何より気になります。

 

ちなみにこの大会であったら面白いタッグを個人意見で出しますと…

 

ダニエール&フランチョワ … この二人は会話してるだけで十分、そしてダニエールがハリセンブレードを!

エド&ラーフィア … 基本的にエドがボケで、ラーフィアがあきれたようにストレートな突っ込みをいれそうです。

全ウ連会長&会員 …会員は仕方なくウニと言ってる彼女。その彼女に会長がウニについて熱く語る!

 

最後はむちゃくちゃですな。しかしエド&ラーフィアはとっても絵になりそうです。