ネフェシェルの姉妹作品といわれている「histoire(イストワール)」です。

現在作者のイストワールサポートページは閉鎖されたのでサポートページの後継サイトのURLを紹介しています。

世界の崩壊の進行の原因を発見して、なんとかするのがこのゲームの目的ですが、そのためにこのゲームでは

ゲームをプレイしていると時間がどんどん経過していきます。事実はどうなのか・・・?

 

 

<システム>

 

 今回はポイントごとに分けてシステムを紹介していこうと思います。

 

1.「時間」

 

 このゲームでは前述した通り、プレイ中は時間がどんどん世界が崩壊していきます。戦闘中も探索中も仲間と

会話している間も無常に時は刻まれていきます。

 しかし崩壊していくことが必ずしも悪い結末とは限りません。それどころか崩壊しないと出来ないことも

いくらか存在します。まずはプレイ時間を気にせずにプレイしてみてください。
(とはいっても探索をサポートしてくれる端末は壊れると色々面倒なことにはなりますが…。)

 

2.「仲間」

 

 このゲームでは冒頭に登場する8人が世界の崩壊の原因を解明することになります。

 ただ、仲間にするには「同調の像」というアイテムを入手しないと仲間は館の外の世界へは探索に行くことは出来ません。

しかもこの「同調の像」というアイテムは限られた数しか存在せず、一度同行する仲間を決定して外にいけるように

登録すると、二度と変更は出来ません。キャラクターごとの個性があるので自分の戦闘に合った仲間を同行させるように

慎重に選びましょう。

 キャラクターの個性は戦闘の方で記述することにします。

 

3.「技能」

 

 技能は仲間になるキャラクターは経験を積むことで覚えていきますが、主人公だけは別格のようです。
(ということを館で奉仕している女の子が言っていました。)

 主人公は経験を積んでも技能はまったく覚えませんが、「大結晶石」というアイテムを使用することによって新たな技能を

覚えることが出来るようになります。とはいっても「大結晶石」は特殊な結晶なので限られた数しか存在しません。

つまり技能は全てを覚えることは不可能ということになります。なので仲間の選択と同じように慎重に技能を選ばなくては

なりません。障害を乗り越えるためだけに技能を修得するのは早計です。多少の回り道にはなっても必ず他の手段が

存在するので、試行錯誤した結果に技能は修得するのが良いと思われます。

 

 技能の中には、他の仲間も覚える特技や、自分だけが覚えられる特技などありますが、「ポータル」みたいな移動手段は

持っていないと相当探索に苦労します。(世界は広いので戻るのも一苦労です。)
 また技能の中にも「インフェルノ」といった攻撃技能、「死の匂い」といった探索支援技能、「LVUPボーナス」といった

能力値の増加技能、果ては「大結晶石を粉々に」してこの世界の通貨である「結晶石」に変えることも出来ますが、

粉々にするのは一番勿体無いと思います。いくら金が欲しくてもあまりお勧めできません(かといって強奪したりするのは

いけませんよ)地道に稼いでみてください。

 

4.「探索」

 

 このゲームで探索するのは世界の崩壊の原因を突き止めること、つまり世界中を探索することになります。

雪原に洞窟、遺跡に世界の果て…、あらゆる環境を目の当たりにするでしょう。そしてそれだけに舞台は広大です。

 また探索していくと、多くの謎解きが存在するのでプレイヤーの知識や推測、戦略といった要素が重要になります。

広大な世界であいまいな目的と、何をするか悩むかもしれませんが、何処から手をつけても構わないのです。

 手が詰まれば館に戻って仲間に相談し、違う場所を攻略したりすると良いです。それでも攻略できなければ

もう一度行った場所を調べなおすなどしてみてください。

 

 

<戦闘>

 

 戦闘に関しては、ネフェシェルの姉妹作品というだけあり、属性を重視した戦略的戦闘が主になります。

主人公は技能で「武器の変更」ができるので複数の種類の敵が現れたら持ち替えるといった戦闘も可能です。

 基本の属性はネフェシェルとあまり変わりませんが、武器に付加される「炎熱」や「冷水」といった属性は

技能に付加される「炎熱」や「冷水」とは効果が違い、回復に耐性がついているキャラもいます。

 味方にいるキャラによっても戦略が左右されるのでよく熟考しておくといいです。このゲームではキャラクターに

個性的な変わった能力を持たせているのでなかなかに悩むと思います。

以下、簡単にキャラの紹介をしておきます。

 

 

名前

グヴァリフ

ジャネット

シェーラ

肩書き

武竜

戦巫女

痩身の男

幽霊?

長所

体力、防御力の高さと属性攻撃の半減が長所。ブレスで全体攻撃が出来、基本的な戦闘に優れる。

回復魔法が使え、武器攻撃もそれなりに発揮する、万能的なキャラクター。

また博識なので場所知識の技能がある。

自動で体力が回復し、戦闘不能になっても灰から蘇る恐ろしい男。特殊な精神異常攻撃が出来、精神異常ににかからない。

強力な全体攻撃魔法を覚える。また幽霊なので全ての物理攻撃に耐性をもつ。精神力の恐ろしさを実感できるキャラ。

短所

あくまで竜なので、対鱗属性に弱く体の構造上装備が限られる。また、精神異常攻撃に弱い。

特に目立った欠点はないが強いて言えば、重装備が出来ない。また、恐怖しやすい。

不死者のため回復魔法や蘇生魔法が効かず、銀や神聖装備が出来ない。時々仲間を襲う衝動に駆られる。

神聖回復魔法の効果が半減する。また武器攻撃力は期待できない。その上可能な装備も少ない。

 

名前

アレクサンダー

葬儀屋

セラフィ

レーベン

肩書き

武人

葬儀屋

司書官

長所

装備できる武器が多く、重鎧が装備でき、攻撃力が高い。武器に秘められた固有技を引き出すことが出来る。

葬儀屋という名前の通り、相手を葬る技を覚える。両手に武器が装備できるので、実質最高の攻撃力を誇る。

高度な回復魔法の使い手で全体回復魔法、蘇生魔法が使える唯一のキャラ。回復薬の消費量が減るだろう。

探索系技能を多く覚えることが出来る。LVUPボーナス系技能でステータスを増やすことも出来る。

短所

特に弱点はなく、装備さえ揃えば安定した戦闘が可能。そのため装備が貧弱だと、弱く感じることだろう。

盾が装備できず、防御に関しては平均的なので、攻撃に偏りすぎると戦闘不能になりやすいので注意しよう。

装備可能な武器が短剣や杖くらいなので攻撃力に欠ける。闇属性の攻撃に弱く、恐怖しやすい。

すぐに攻撃技能は覚えられず、魔法は覚えられるが精神力は特に優れていないので決定打に向かないか?

 

 キャラの組み合わせによっては不利なこともあるのでキャラの選択には注意しましょう。
主人公レーベンの育て方が戦略を左右するかも?

個人的に葬儀屋の圧倒的な攻撃力や男の特殊能力が使えると思います。はっきり言うと、中途半端な回復魔法は

戦闘中にはあまり使い物にはならないかもしれない。またキャラによって敵が楽に倒せることもあれば苦戦することもあります。

なれないうちは平均的な戦力が一番攻略しやすいと思います。

 

 

<シナリオ>

 

 戦闘・システムで多くのことを書きすぎたので軽くにしておきます。といってもシナリオは少ないですが…。

 

私がいる。 と彼は言った。

彼がはじめて発した言葉は彼をあらわす力となった。

これは私だ。と彼は言った。

しかし、彼は一人だった。

彼は泥の海へ手を伸ばし、一握りをすくい取った。

これを私の妻としよう。

彼はその剣で泥を断ち、一人の女性を作り上げた。

 

 はじまりは、館。そこでは世界の崩壊を食い止めるための議論がされていた。

しかし、解決策はなく、皆を呼んだ館主は行方知れず…。

主人公は皆の世界の崩壊を食い止めるという意志を託され、館の外へと行く。

 

 

このゲームの作者様のサイト

イストワールサポートページ
(作者T-K)さま(管理代行カケス)さま

 

 

彼はこの広い世界で崩壊の原因を突き止めることが出来るのか。そして彼は何者なのか。

このつらい旅の果てに彼は何を見ることになるのだろうか。

 

探索においても多くの技能を駆使して、敵の弱点、そのダンジョンの詳細、どのようなつくりをしているのか、といった事だけでなく歴史やどんな敵なのかを知ることが出来る。

多彩な能力をもったキャラクターがいます。彼らのうちの誰を仲間にするかによって、楽に戦える敵や非常に苦戦する敵などが別れるでしょう。

十二悪魔将という強敵(右上)の技の一つ。このメッセージによってこの技が冷気と毒の属性を併せ持った強力な攻撃という事が予測される。

シンプルに敵に攻撃を与えるだけでなく、それぞれの特殊能力を使う事でより戦闘に変化が出てきます。それは味方に限った話ではないけれど…。

世界の崩壊に瀕する世界を救うためにそれぞれのキャラクターが個性を持った会話を提供してくれる。役にたつことから安らぎの会話。時によって彼らは違う事を話してくれるでしょう。重要なアイテムがもらえる事もあるので聞き逃したりしないように。

ゲームを操作しているだけでもこの世界は刻一刻と崩壊へと向かっています。いつまでものんびりとしていると世界の崩壊はどんどん進行してしまいます。世界の崩壊の影響で、今までいけた場所がいけなくなってしまったり、旅を快適にサポートしてくれる端末も壊れてしまったりします。

だからといって、急ぎすぎて全滅しては意味がありません。世界を救うためには時間と共に経験も必要になります。

果たして、この世界の未来はどうなるのか。

結末は自分の目で確かめてください。