私のお気に入りのゲームのフェイレンワールドシリーズの一つ「フェイレンワールド1リファイン」
木下 英一さんが作られたフェイレンワールドシリーズの一作品目です。
<戦闘>
技を覚えるのにイベント戦闘で敵を倒すことで覚えることが出来るシステムは、
レベル上げを苦手とするプレイヤーに手軽に出来る配慮を考えたいいシステムだと思います。
そのため基本的には技の数が必要以上に増えず、最低限必要な技のみを用意することで
戦闘時の特殊技能選択で無駄にかかる時間の省略が出来ている。
またレベルを極端に上げなくても、戦闘開始時に表示される戦闘のヒントのおかげで
RPG初心者のような方でも比較的簡単に敵を倒せます。
他にも戦闘時の台詞が作者のお遊び的な要素らしくやっていてなかなか楽しいものがあります。
もしかしたらその台詞だけで十分楽しめてしまうような方も居るかもしれませんが…。
<グラフィック>
自作の顔グラフィックがなかなかの味を出しています。
交わされる会話の中で主人公たちの表情が変わるので、より会話に感情移入しやすいと思います。
キャラクタードットの方も自作で、世界にまったく違和感の感じられないところがいいですね。
それを逆手にとって一番ストーリーにかかわってくる名脇役ダンがRTPなのがまた面白いと感じられました。
<シナリオ>
このゲームのポイントはキャラクターの性格の設定づけです。
一人一人に明確に性格わけされている印象をもちます。
不真面目でウケを自ら狙ってるような性格のライ、しかし真剣な面も垣間見ることが出来る。
またシミュウなどの仲間たちも同じように変わっている反面、心の内に秘めた迷いや葛藤を
持っていることも話を追うごとに分かります。
フリーファイター、ライ・ベイティクスが旅の途中で出会った女盗賊シミュウ。
彼女を変な魔法使い「疾風のダン」の嫌がらせ?から助けたことで好意を抱かれてしまう。
彼女の自己紹介の曖昧さに疑問を抱きながらも強引についてくる彼女を受け入れ、旅を続けた。
しかし、一介の剣士が世界を巻き込む大騒動にかかわると誰が想像できようか…。
他の冒険者たちにはあまり関係のない奇妙な珍道中の物語が始まる…。
最後にマルチエンディングを採用しています。
計3つのエンディングがあるので逃さず見ることをお勧めします。
しかし関係してくるのは終盤なので悩まずに普通に進め、シナリオをじっくりと堪能してみてください。
きっといい話だと分かりますよ。
フェイレンシリーズ共通しての見所はストーリーのイベントでしょう。
自作の顔グラフィックも見逃せません!
ライの終生のライバル「疾風のダン」との出会い ショボ魔法使いとかぼろくそ言われてます |
ライのおとぼけシーン。 ライの台詞は超強力! |
この戦闘シーンのコメントが一風変わったRPGを思わせる。 |
戦闘時のヒントはRPGでの戦闘に苦手な人への配慮とも取れる |
特殊技能はイベントでの戦闘終了後に特典として習得することが出来る。 |
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