続いては「Cross Hearts」

愛飲酒多飲さま・赤羽根空さまの共同制作作品です。

 

 タイトルの示しているとおり、このゲームは主人公と仲間たちの 「交錯する心」 がキーワードです。

離れていてもそれぞれの交錯する心をストーリーを追って描いています。

それぞれの仲間が心にある葛藤に終わりを告げることが出来るかどうか、それが最終目標です。

 

 

<シナリオ> 

 このゲームはまずストーリーが非の打ち所のないぐらいの完成度がポイントでしょう。

十分吟味された内容は心の底から揺さぶられるような感動が味わえるでしょう。

 

 ある山奥の村にジェイドという青年がいた。

その村は至って平和な暮らしをしている人がいる静かな村であったのだが…。

ジェイドはその時代に研究が盛んであったクローンに恋人を殺され、幼馴染のイリーナをおいて旅に出た。

そして3年後、彼はまた故郷に訪れた。その先に起こる運命など知る由もなく…。

 

 見所はやはり主人公の心情です。

ストーリーを追うごとに課せられる課題に対応している時の主人公はどう思っているのか…、

それを理解しながら進めていくとより深く楽しめます。

このゲームは精神のあり方について教えられるかもしれません。

要するに心の教本みたいなものでしょう (それは大げさかもしれませんが…)

とにかく練りこまれたストーリー性は一見の価値ありです。

 

 そしてこのゲームはマルチエンディング方式を採用しておりキャラクターの隠しステータスの

好感度によって変わるらしいです。(男キャラにも好感度があるとの情報も…)

 

 

<戦闘>

 キャラクターのステータス設定がなかなかに面白くなってます。

中には尋常じゃない魔力を持ち合わせているキャラもいます。

上手くキャラクターを使い分けて戦闘を行うのがこのゲームにおいてのコツです。

また技の威力が申し分なく、上手い作者のネーミングセンスが輝いている気がします。

 

このゲームの作者様のサイト

<自業自得別館>(愛飲酒多飲)さま

 

 

このゲームは中世と現代の時代をあわせた感じの世界観が独特です。

しかしストーリーには作者の力の入れ具合が伝わってきます。

感情という言葉に向かい合ってプレイしましょう。

このゲームの主題とも言えるクローン。

今後のストーリーとどう絡んでいくのか…。

主人公の幼馴染が作り出したクローン「ソアラ」

オリジナルの存在しない世界初のクローンだ!

ジェイドは恋人をクローンに殺されたため、クローンに対して否定感情をあらわにする。

メニュー画面。ジェイドはクローンを嫌っているのにこんなおかしなパーティで旅をする。

かっこいい技のネーミングと威力もこのゲームの醍醐味といえるだろう。

ジェイドの激しいクローン否定のために口から出た発言に思わず言葉を返す…。

このゲームである意味最強の男レイファンス。あまりの変人ぶりに声も出ない…。

ソアラのジェイドに対する感情はジェイドに届くのだろうか…。今後の話に期待せよ!