さて、記念すべき作品の考察第一弾は「Cresteaju」！「クレスティーユ」と読みます。

この作品はShouさんの作られた作品で、人気も高いフリーゲームです。

＜戦闘＞

　クレスのすごいところははなんといってもRPGの基本である戦闘、人気の高い一番の理由でしょう。

クォリティの高い３D戦闘はプレイヤーを魅了します。

フリーゲームとは思えないエフェクトが一番の売り。

攻撃魔法のエフェクトにも多大な労力がかかっていることがうかがえます。

Cresteajuの戦闘には３つの「要素」が重要になってくる。 

　一つ目に「陣形」。

この「陣形」と言う要素は、味方のキャラクターを好みの場所に配置することが出来るシステムだ。ただ自分好みにすればいいというものではなく、戦闘において重大な意味があるのだ。例えば打たれ強いキャラを最前列に出してその後ろに打たれ弱いキャラを配置すると敵の攻撃が防げるのだ。しかしただ真後ろに置くだけだとまとめて魔法をくらうので、自分だけの最強の隊列を考えよう！

　二つ目に「ＭＣ」

「ＭＣ」とはよくあるＲＰＧにおいて「ＭＰ」の役割を果たすパラメーター。なにが普通のＲＰＧと違うかというとこのパラメーターは自然回復するんです！魔法を使用せずにしばらく打撃のみで戦っていれば魔法力を回復できる。だから魔法を使いすぎてボス戦で魔法が使えないなどということがなくなります。

　三つ目に「魔法習得値」「魔法習得値」とは魔法を習得するために必要な値です。魔法習得値を貯めて覚えたい魔法に必要な数値だけ貯めるとその魔法を覚えることが出来ます。魔法を覚えることによって覚えられる魔法の種類も増えていく仕組みになっています。要するに自分好みの魔法から覚えてそのキャラの能力を自分で育てられるのです。

　この三つの「要素」を上手く使いこなすことが出来れば、最強のパーティを作れたり、戦闘をよりいっそう楽しむことが出来ます。私の場合レベルを上げるのは得意じゃないんですがCresteajuでは自分からレベルを上げようという意欲が湧いてくるので、ＲＰＧの戦闘が本当に面白いものと感じることが出来ました。

＜シナリオ＞

　そしてなによりCresteajuのファンを増やしている一番のポイントはそのストーリーにあります。

よくやってみるとストーリーがうまい具合に盛り上げ、盛り下げているのがポイントです。

そして　物語を乱すことの無い衝撃的で笑劇的な内容　は人の心をうまくつかんでます。

敵味方のグラフィック技術をうまくカバーするように作られたこの作成技術は、外面性・内面性はどちらを見てもすばらしい出来でしょう。

　１０００年前にフィルガルト帝国が栄えた大陸、その中心ともいえるところに「クレスフィールド」はあった。

だがクレスフィールドは「エターナル」という組織に「天罰」という名の下の攻撃を受けていた。

エターナルはある野望のために大陸全土の支配を行っているのだ。

このゲームはクレスフィールドの議長の娘、ルナンが同盟都市であるアネートにクレスフィールドの危機を知らせるべく

旅に出た所から始まる。

 　故郷のクレスフィールドがやられたという人々の言葉を耳にしながらも、自分の今できることをするルナンの前向きな性格と

故郷の人達を助けるという旅をしていても、大好きなトマトを食べるという日常的なことはかかさないところがプレイヤーをうまく

ゲームの世界へと引き込む要素となっているのではないだろうか。

またルナンを取り巻く個性的な楽しく、何より頼りがいのある仲間たちとのやりとりは

プレイヤーに最後までやってみたいという意欲を引き出してくれます。

このゲームの見所は、ルナンの葛藤しながらも自分の進むべき道を踏み外すことなく真実を受け止めていく心情と、ルナンを支えようとしてくれる仲間たちの気持ちです。ルナンは真実の先に何を見いだすことが出来るのだろうか…。

＜ＢＧＭ＞

　他にもクレスの凄いところと言えば、作者自作の曲でしょう。

戦闘時での緊迫感漂う曲調は戦闘をよりスリリングなものに変えたり、町の中での活気あふれる曲調は人々の日常を表します。

中には仲間のテーマ曲とも言える曲があり、コミカルな部分を演出していたりします。

重要な場面で効果的に使用しているところをみるかぎりでは作者の腕前のすごさがうかがえると思います。

 これを見て凄いと思ったり、トマト好きな方や、たわしで掃除するような人はぜひやってみて！

RPG好きな方の待望のゲーム！ストーリーも凄い！

「CresRoom」の